平和を祈るヒツジくん

天使にラブ・ソングを…の平和を祈るヒツジくんのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.9
ニコニコ動画などで嘘字幕を付けられる映画。見る前はそんな印象でした

ギャング王の殺害現場を目撃してしまった愛人デロリス。
警部補に匿ってもらうことになるのだが「修道院で2ヶ月過ごしてもらう」と言い渡される。今までクラブで酒とタバコ、ダンスをやって楽しんできたデロリスに修道女(シスター)の禁欲生活なんて耐えられない!日本だとお寺にぶち込まれる感じでしょうか。
しかしデロリスもといマリア・クラレンスには音楽指揮の賜物(人に与えられた才能)がありました!むかし修道院で音楽をやっていた経験がここで活かされていくのです!
デロリスは世間で言うろくでなしでしたが、修道院に入り、賜物を活かすことができました!皆さんも教会に来れば必ず才能を発揮できます。だって神さまが導いてくださるのですからね。

コメディ映画でありながら、クリスチャンが大事にしている「神さまへの賛美」をどうやるか?という問題についてアンサーを出しているのは素晴らしいです。僕はプロテスタントなのでカトリックの様な儀式はやりませんが、とても感動しました。
うちの教会ではピアノだけでなくギターやドラムなどもあります。大事なのは「神さまに賛美する心」です。どんな演奏法でも、神さまに自分なりの精一杯な心を持って賛美をささげることが、神さまへの感謝なのです。

昨今ジェンダー平等や人種のポリコレなどが議論されているが、この映画は時代を先取りしている。どんな人間でも受け入れる教会はいつの時代も時代のはるか先を行っていますね。
院長先生の存在がしっかり活かされたストーリーだったのがまた良いですね。聖書では「
神は言われる。若者は幻を見、老人は夢を見る(使徒2:17要約)」と言われました。時代遅れな人なんていないんです。老人でも神さまは用いられます。

クリスマスのとき、カトリックでもプロテスタントでも、ぜひ教会に行ってみてください!絶対忘れられない思い出になります!