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浪華悲歌のneroliのレビュー・感想・評価

浪華悲歌(1936年製作の映画)
4.2
■溝口健二監督、初期の作品〜🎬■
 
 
1936年と言えば、昭和11年。
戦前の作品であるが、色々とおしゃれで驚く。
 
社長と主人公アヤ子の密会のアパートがモダンすぎる〜
こんなおしゃれなアパートがこの時代にあったのですね〜♪
 
人形浄瑠璃のデートも素敵ですしね〜♡
 
 
 

■封建的な社会や男性の犠牲となる女性を描く溝口監督〜■
 
 
本作も封建的な社会や男性の犠牲となった女性を描いた作品でした。
 
 
主人公アヤ子は、父親の借金や兄の学費の未払いなどがなければ、普通の青年西村と恋愛をしていた。
 
しかし、アヤ子はお金を工面する為、父親の会社の社長の愛人になるのである。
 
 
そして、色々あって警察沙汰となる。
 
アヤ子は、家族の為を思って今回のことに至ったのに、家族からは無視され、西村との縁もなくなる。
 
可愛そうなアヤ子であった。
 
 
本作、社長の妻に密会部屋が見つかるシーンなどが面白い、笑
映画なので笑わせていただきました〜
 
 
 
 
■没後10年 女優・山田五十鈴■

 
神保町シアターでの山田五十鈴特集。
 
本作は出演時、若干19歳。
とても可愛い山田五十鈴氏でした〜♪
 
特に、喋り方が可愛すぎ〜♡
 
 
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