にっきい

劇場版 空の境界/第三章 痛覚残留のにっきいのレビュー・感想・評価

3.2
浅上藤野ってどっちも苗字みたいな名前。

1998年7月半グレが次々殺される話し。
いきなり女性がレイプされてるシーンから始まるので衝撃的。
一章、二章とエロシーン無かったから驚きました。
このシリーズ、時系列がばらばらで公開されてるので、全部観ないと全てが繋がらない。
今のところ一章が現在で二章が2年前、そしてこの三章が一章の2ヶ月前と時間軸を行ったり来たり。
主人公の式の一族、両儀家と同じく能力を持つ一族、浅上家の娘が今作のヒロイン。
この浅上藤野と言う女性、無痛症で痛みを感じない上に、触れずに人を捻り殺す力を持ってる。
感覚が無いって事は極端に言えば、生きてる事を実感できないって事。
半グレレイプ犯たちに背中を金属バットで殴られたのがキッカケで、一時的に無痛症が回復する。
生を実感する為に痛みを求めて彷徨うんですが、目当ての人に辿り着くまでに関わった人を全員殺して行く。
こんな奴が普通に学生生活してるんだから怖い。
しかもかなりの優等生。
浅上藤野も主人公の両儀式と同じく多重人格で、凶行を止めに来た式が初めて会った時は殺人者じゃ無い方。
なので「殺す価値さえ無い」と見逃しちゃう。
しかし一章の巫条霧絵、二章の両儀式、そしてこの三章の浅井藤野と、毎回黒桐幹也に心許すラノベ的パラダイス展開。
そんな明るい話しでは無いけど黒桐幹也って天性の女たらし。
自覚が無いから余計に厄介。
今まで観た3作の中で、1番胸糞だった作品。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年12月16日
鑑賞回:18:45〜20:35
劇場名:アップリンク京都
座席情報:スクリーン1 G-9
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:106分(59分+48分)
備考:プログラムB『痛覚残留』+『伽藍の洞』
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