2023.10.11
ビル・マーレイ主演。脚本からオーウェン・ウィルソンの名前がなくなる。演者として出演。初めましてのキャストが結構豪華。
海洋生物たちを観察するドキュメンタリーを撮影することで得られる投資と収入で生きているチームのお話。まずこの生活がすごく羨ましい。船酔いはするやろうし、毎日カメラ回ってるし、ちょっと大袈裟な演技しなあかんし、嵐きたら終わりやしで実際にはそんなキラキラしたものではないんやろうけど、なんか緩くて楽しそう。一ヶ月ぐらいやってみたい。
船の中はセットを作って撮影。しかも船を半分に切った断面図のような形で作ったもので、舞台とかのそれみたい。カメラの角度は固定であとは人物の移動についていくだけでいろんな部屋を映せる。凄いスピーディに絵面が変わるけどカットしてないから見やすい。かつ色んな部屋が観れるの楽しいし、リアルタイム感が出る。ワンショットを最初から最後まで誰がどう動いてどこに行ってとか考えてないと無理やし、それが出来るの楽しそう。このカメラの移動の感じは「アステロイドシティ」でもあった。映画の中で映画が流れるのも。この辺がウェス・アンダーソンの特徴か。あとは全体的な雰囲気の緩さ。小道具とかも人気みたいやけど、この人に限らず映画を見るにあたってそこまで意識してないな。そういうのも評価の基準にしたい。ただ字幕読んでると映像だけを見る時間が減るんよな。英語勉強するしかないか。
結局オーウェン・ウィルソンはビル・マーレイの息子やったのか否か。それが明かされない。しかもそんな結末になるとは。その外し方にジム・ジャームッシュを感じる。ジム・ジャームッシュをもうちょっとポップにしたのがこの人って感じ。
