まみこwith餅さま

武器よさらばのまみこwith餅さまのレビュー・感想・評価

武器よさらば(1957年製作の映画)
1.0
失礼ながら毎度お馴染みの……!😔


✨🍐✨ハラタチ💢レビューの巻✨🍐✨


高尚な文芸作品かと思いきや 

とんでもない俗悪恋愛ものでした。

戦争を舞台にしてはいるものの

完全にダシにしたメロドラマ仕立て。

原作とはかけ離れた詐欺まがい。

それにしてもオフザケが過ぎる。

医療班の太尉であるヒーロー?は

前線に到着するや爆撃で怪我。

第1号として収容された病院では、

二人のオバサン看護師に酒を飲ませろと言い放つ傲慢さ。

コネでヒロイン(看護師見習い)を呼び寄せてからは病室でラブシーン。

徒歩で進軍し戦っている兵士や、被害を被った民衆もいるけど、単なる背景。

お酒と競馬とヨットという、およそ戦地とは思えぬシチュエーションのなか、二人のラブシーンが繰り返される始末。

あり得ない!とウンザリしたけど、一周回って実際あり得るのか?と勘ぐってしまった。
下級兵士だけが悲惨に戦い、幹部は恋愛を楽しみながら器用に立ち回る。

女性側もまったく共感できず。

これみよがしに幼馴染の婚約者の形見の杖を持ち歩いていたのが、ヒーローと一夜を過ごしたら床に置き去り。

先輩看護師達がいるというのに、ヒーローの病室で夜明し。

なんのための赤十字マーク?!と言いたくなる二人。

タイトルと天地ほども違う中身に、だんだん憤慨するのも馬鹿馬鹿しくなりました。

そういえばサムネイルもまったく『武器よさらば』って感じじゃない!
そもそも医療班だから武器持たないし、医療道具でさえ持ってるシーンはない。
救急車に乗ってたくらい。

戦争を揶揄するなら『博士の異常な愛情』くらいの本気と毒がほしいけれど、今作はあくまで、戦争テイストの恋愛モノ。(しかもコメディ入り)

全く誰にも共感できない、何も伝わらない、人員と道具の無駄遣いに思えました。

なぜこんなに長くTV放映されているのか疑問。文豪のネームバリューなのかな。
タイトルが立派なら中身の質は問わないの?
多少は歴史的価値があるかもしれないけど、内容がお粗末すぎる。
制作側の狙いどおりというのが、一層業腹です。😤

こんな二人の恋物語にときめくおめでたい人なんて、いるとは思えない……!

ヘミングウェイの感想を聴きたい。
意外と気にいるのかもしれませんが……💥💥💥🔫