くぅー

地球防衛軍のくぅーのレビュー・感想・評価

地球防衛軍(1957年製作の映画)
3.7
“高度な科学もその使用を誤ると危険だ。”

»富士山麓に突然現れたロボットだったが、それは地球征服をもくろむ宇宙人ミステリアンの仕業で、前線基地として富士山麓に巨大な半球形の白色ドームを建設するが、地球側も日本を中心として地球防衛軍を組織して対抗する。

はい、『ゴジラ-1.0』を鑑賞し、久しぶりに懐かしの特撮を見たくなり、WOWOWでタイミング良く見ることができ…1957年ゆえのチープな特撮の醍醐味にニンマリ。

うん、特撮初の巨大ロボット登場作品でもあり、そのモゲラはモグラ怪獣感はあれど、味わい深くなるあたりが妙。

そう、ストーリーはさておき、音楽にはニヤリで…SF描写も光線なんかもなかなかの好きなタイプで、UFOも悪くない。

そして、意外とメッセージ色もあり、自衛を強調するあたりはなるほどで…終戦からまだ10年ちょっとなんだよなぁと。

なお、俳優陣では、佐原健二が頑張り、平田昭彦がいい味出しまくり、志村喬の安定感に…白川由美に河内桃子のサポートに、土屋嘉男や藤田進らのアシストも良き。
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