久々に鑑賞。こういう映画は定期的に欲しくなる。
名作と言われる作品は内容が充実しているだけでなく、オチもきれいでなければならないと思う。ショーシャンクは一つの映画の中に様々なテーマがふんだんに盛り込まれているだけでなく、見たあとに感傷に浸らせる効果まで持ち合わせている。
ラストに脱獄をするだけでなく所長を貶め大金を得て夢を実現する。刑務所で夢を見るのは良くない、なぜなら到底叶わぬと絶望してしまう。モーガン・フリーマンはそのようなことを言ってましたがそういう辛い現実に苛まれながらもコツコツ19年かけて脱獄したのでしょう。
そう思うとはじめから脱獄を示唆し計画を練るシーンが大半のプリズン物よりもより深みが出ていると思います。
友情というのも一つのテーマですね。自分はこういうテーマを掘り下げた作品がめちゃめちゃ好きなんですがショーシャンクの関係は特にいい。ファーストコンタクトから相性のいい関係は難しいです。終始お互いをわかり合える、言葉に表さずとも手紙や表情から読み取れます。モーガン・フリーマンからあふれる気品さ、優しさがなんとも言えん。黙って遠くから見つめるシーンとかめちゃめちゃいい。
様々な作品に出ていらっしゃいますが全作を通じて隠しきれない大物感。うまいというよりも魅せる役者さんです。
公開が1994年ということで当時は映画館が一度入ったら出るまで何回見てもいいみたいな感じだったと父親が言ってました。夜レイトショーで入り深夜何回も見たそうです。そんな話聞くとやっぱ昭和ってすげえなぁってなりますねw
この作品は繰り返し何度も何度も見たい作品の一つですね。