長谷川真也

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎の長谷川真也のレビュー・感想・評価

3.2
1984年日本公開のヒューマンコメディ、寅さんシリーズ33作目。マドンナは中原理恵、旅先は岩手県、北海道。

北海道を旅する寅さんは、床屋でを切っていたところ、女性が入ってきて飛び込みで雇って欲しいとが店主に断られる。
床屋を出た寅さんは先ほどの女性を偶然見つけ名前を聞くと、「風の子と書いて風子、人呼んで風天の風子」と名乗る。意気投合した二人は暫く共に旅をすることになるのだった。

強い女に見えて実は弱い、旅人のマドンナ風子が魅力的でした。中原理恵さんはこの作品でしかみたことありませんが素敵でした🙂
でも、一番記憶に残るのは明らかに着ぐるみの熊に襲われる寅さん、チープさが笑えました。
ちょい役で登場の佐藤B作さん、悲しい役でしたがいい存在感よ😂

シリーズ草創期のレギュラーだった寅さんの舎弟・登の再登場、あけみの初登場など、シリーズファンにはなかなか見どころがありました。特に、あけみがタコ社長に結婚式でお礼を言ってタコ社長号泣のシーンはジーンときました。

話としては渡瀬恒彦演じるトニーの存在がやや中途半端なかんじもあり、急に風子が結婚したりとか、ちょっとバタついてたかなぁと思います。