エジャ丼

カジノのエジャ丼のレビュー・感想・評価

カジノ(1995年製作の映画)
4.6
「邪魔者を何人消せば、ラスベガスの帝王になれるのか。」

1970年代、予想屋のサム・ロススティーン、通称“エース”はその高い的中率から強い信頼を得ており、ラスベガスの巨大カジノ「タンジール」の実質的な運営責任者を任された。エースは高級娼婦のジンジャーに一目惚れし、プロポーズの果て結婚するが、ジンジャーが惚れ込んだのはエースの財力だった。カジノには素行の荒く横暴なニッキーがエースのボディーガードとして現れ、案の定トラブルを起こし始める。

何度も言いましょうこういう映画大好物。一つのカジノを巡る複雑な人間模様が、妙に人間臭いキャラクターたちによって描かれる。スコセッシの描く人たちって、悪いやつばっかりなんだけど、なんかどこかリアルな悪さというか、下手したら、自分もこんな酷い奴になってしまう可能性、なくはないなと思わせてしまう現実的な悪さだから非常に見応えがある。もちろん俳優たちの演技あってこそだが。

長尺上等、面白かった。