シモーヌ・シニョレ観る
また観るです
一人の女を巡って四人の男が滅び
る話
犯罪の影に女アリですが恋と友情
と欲望の映画のように思います
監督 ジャック・ベッケル
ギャングと女たちの牧歌的な舟遊び
から始まる
ルノワールの絵画のようです
レイモンのムショ仲間で今は大工マンダ
と出会ったマリーは恋に落ちる
マリーにはロランという情夫いるが
マリーに引きずり込まれるように元の
世界に戻るマンダ
一人づづ消えてゆく男達です
マリーへの愛情、欲望、ムショ時代からの
友情で動く男達は古典的ではありますが
こうなればこうなるようなという流れる
ような語り口で総て腑に落ちる
男達を凝視してるようなマリー
時にはマンダ救う為にギャングボスの
ルカの欲望に体張ったりもしますが
燃えるような。。という感じとは違う
クールとも少し違うシニョレの個性が
映画を作ってるよう
ラストのマリーは何思うのかであります
29/220