Ki64

ムカデ人間のKi64のネタバレレビュー・内容・結末

ムカデ人間(2009年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

『つくってあそぼ』みたいなノリで言うなや


ただ切り裂いて血しぶきブッシャーなスラッシャーやグロ映画とはまた一線を画した異彩を放っている本作。

『2』がヤバいと聞いて先にそっち観て無理すぎてリタイアしたんだけど、1はまだ観れますよ!と(余計な)アドバイスを頂きずっと放置してたが、怖いもの見たさなノリでチャレンジ。

ヘンタイハイター博士が追い求めてやまない悪趣味極まりない実験は、死ぬことより恐ろしい。怖すぎるよ。タイトルからしてもうおぞましいもの。

ひたすら悪趣味な博士の自己満足に付き合わされるのかと思ってただけに、刑事が介入してきたり各シーンで脱出できそうなチャンスがあったり。
手術とその結果の産物は、結合部をガーゼで隠してたりして想像していたよりはまだマイルドな映像だった。あれやこれやが思っていたのとは違っていた印象。キモいけど。
普通に一つの作品として観れる作りになっている。キモいけど。

まさかの日本人登場にビックリして、めちゃ荒々しいなと思ってただけに脱出時女性を励ましていたシーンのギャップで良い人感。

博士が、イカれてはいるけど不自然に水飲ませようとしてきたり短気だったり拘束ゆるかったり注射器落としたりで、抜けが多く何とも言えない微妙なキャラですねwまぁそうすることで脱出の糸口を作ったんだとは思いますが。


ラストは「えー」ってなりつつも、まぁそこそこ救いの無さを表現できてると思う。邸宅がまた綺麗っすね。シャム双生児の絵画がすげーインパクトだわ…


続編バイバイ
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