このレビューはネタバレを含みます
ケイトが1番辛い。それはその通りでも、家族にも辛さがある。そして生命の価値観は人それぞれである。
母親は行き過ぎていると思うかもしれない、でもきっと私がサラの立場ならだったらサラと同じ、生き続けてあげたいと願うのかもしれない。
母親だから。
客観的に見ているからこそ、終末期、緩和ケアの概念を考える。
誰が正しいなんてない。 たしかにたくさんの犠牲を経て姉を助けていたのは事実。でもそれはただ助けるだけが役目、生きる意味なわけでわない。そこには愛がある。愛していない、命を軽視していると見る人いるかもしれない。でも、私はそうは思わない。きっと家族の愛に囲まれていた。
裁判は見てられなかった。母親がせめられているようで、、、この話を持ちかけたケイトはすごい勇気、覚悟だと思った。でもそこにも、ケイトは全部をわかっている。母親の愛を、家族の愛に溢れているからこそ、自分の人生を最高だったと言えた。
本当に人それぞれなんだよ。正しい正解なんてない。
だからこそ、医療者であるからこそいろんな概念を持たなきゃいけないと思う。
本当に出会えよかった作品。