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実録/ブルース・リーの死のLEEのレビュー・感想・評価

実録/ブルース・リーの死(1975年製作の映画)
2.0
李小龍の死後、彼の伝記映画は数多くつくられた
ちなみにアンリーが息子を主演に据えて李小龍の伝記映画を撮るとか


そんな訳で本作はいまだに我々を虜にする李小龍の伝記映画の一つなんだけど、特徴的なのは李小龍が亡くなった時側にいたとされるティンペイの会社が製作してティンペイ自身も出演していること
李小龍との馴れ初めから死の瞬間までを描いているんだけど、かなり虚構が多い
本作はラストの店主の台詞にあるように李小龍が死んだのと私は関係ない!ということをティンペイが伝えたい作品だと思うんだけど、それにしてはずーっと愛人ばっかやってて映画に出れないってのは事実に反するし、それが本当だったとしてティンペイのイメージアップになるとは到底思えない
劇中の彼女はずーっと自暴自棄で李小龍がいなかったら死んでるようなダメダメ女なんだけど、なんでこんなキャラ設定にしたんだろうかと見ていてずーっと疑問だった


あとやたらヌードばっか出るのもどうなんだ!?とは思った
李小龍映画でヌードシーンが必ずあるのはエロ目的の客も劇場に呼ぶための策略みたいなことは聞いたことあるけど、伝記映画でここまでやるのは流石にどうかと思った


そんな中李小龍を演じるのは同じ「リー」のダニーリー
他にもレイモンドチョウやローウェイっぽい人も出てくる


本作は見どころを増やすために取ってつけたようなアクションシーンが結構あるんだけど、それが意外にも面白い笑
李小龍に全く似てないし似せようとする気も感じられないんだけど、唐佳と袁和平という布陣なのでテンポよく面白い立ち回りが繰り広げられていて満足感はかなり高かった
ダニーリーも警察官のイメージが強かったけど、思っていた以上に動けていたのも好印象!


アクションという見どころはあるんだけどオススメはできない一本
若き日の袁家班の面々が見れたりします
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