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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのShokoのレビュー・感想・評価

3.4
〖ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア〗(映画/ドイツ/1997)



『医師から余命宣告を受け、末期病棟の同室に入院させられたマーチンとルディ。死ぬ前に海を見ようと病院を抜け出した彼らは、駐車場のベンツを盗んで人生最後の旅に出る。しかしその車はギャングのもので、中には大金が積まれていた。怖いものなしの彼らは道中で犯罪を繰り返し、ギャングのみならず警察からも追われる身となってしまう』

せっかくお休みで早く家に帰ってきたし今日はちょっと長めの映画か舞台でも観ようと思ってたのにしっかりと昼寝をして怠くなりなにもかもどうでもよくなりながらマイリスト漁ってたら出てきたので観た。
タイトル聞いたことあるけどタイトル以外何も知らない。
ドイツの映画なのも知らなかったし、コメディなのも知らなかった。
あらすじ読んですごいエモエモなやつかと思ったら全員が確認を怠るタイプの健やかなバカだったのでなんか思ってたのと違うなと思いながらもなんだかんだ楽しんだ。
みんなが健やかなバカなおかげで世界が優しかった。いろんなことが許されて優しい。それにしてもラストの海行くのに見逃してくれるの優しすぎでは?
銃で撃たれそうになったときにふたりがぎゅって手握ってたのすごいかわいかった。
でもそうやってなんかふあ〜と進むのでラストに海で死んだ(死んだよね?)とこめちゃくちゃに痺れた。ていうかこんなん理想の死に方ランキング1位じゃない?羨ましすぎる。
私も天国行けそうだったらみんなで夕陽と海の話するよ。
じんわり名シーンが多くて、あとから思い出して余韻。

(154/おうち映画76)
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