tristana

わが愛は消え去りてのtristanaのレビュー・感想・評価

わが愛は消え去りて(1970年製作の映画)
5.0
夫による長年の洗脳の影響で檻に囚われたおとなしい動物みたいになってるキャリースノッドグレス、そこに目をつけて言い寄ってくる男根作家フランクランジェラというゾッとする展開。夫の目を盗んでランジェラのシンプル部屋に通うもプレゼントされた下着きてみたらやっぱり君はセクシーじゃないとか散々に傷つけられてそれでも毎週通うしかない。子どものような暴君リチャードベンジャミンは界隈の有名人の尻を追っかけるしか能のない救いがたいスノッブで、ワイン畑に投資したり肝煎りのホームパーティーで高そうな仕出し頼んだり。無言でまずそうにオムレツ食べてる絶望的な時間。レモネードのレシピにも異常なこだわり見せるかと思えば弁護士なんだけど映画監督にもプロデューサーにもなる才能があるとか大ボラもいいとこ。最後のグループセラピーではピーターボイルに怒鳴られて意識が遠のいていく。
tristana

tristana