スクリーンの女性に恋をしました。

それは広瀬すずでも有村架純でも土屋太鳳でもありません！！

芦川いづみですよ！！！！！

現在、神保町シアターで開催中の《芦川いづみ特集》に行ってきました！実は去年もやってましたが行こうと思ったら終わってまして…。ですが、かなりの反響があったらしく現在アンコール特集中。平均年齢７５歳くらいのお客さんでごった返してました！圧倒的最年少！！

見た映画は『誘惑』と言って、肝心の芦川いづみはメインじゃなくてチョイ役なんですが……何ですか、この名作は！！！

１９５７年制作とは思えない、色褪せない笑いのセンス！入り乱れる恋模様！！このままウディ・アレンの映画として出しても何ら疑いもないハイクオリティなラブ・コメディ！！そして何と言っても、沢山の登場人物の中でグンを抜いて輝く存在感！！！別格に可愛い！！！派手さこそないが清楚の中にこんのひと握りの小悪魔感がたまりません！！

古い映画の女優に恋してばっかいるのですが、加賀まりこ、有馬稲子を抜いて芦川いづみさんがナンバー１に輝きましたよ！！

この映画はそれぞれの恋模様を描いてるので一言では言えないのですが、主人公である５０代のおじさんの初恋の人が芦川いづみでそのソックリさんに出会ってドキドキするというのがメインとなります。その淡い結末たるや…！！そんな終わり方あります？

『オレンジ』とか『アオハライド』でドキドキしてるそこのアナタ！コチラも見てやって下さい！！

というか、藤竜也の奥さんだったんですね！！！！藤竜也めぇ～。。

芦川いづみ愛してます・・・・現在８０歳。。

まだまだ映画的幸福を得られる作品ってあるんだなと深く実感できた物語。中平康監督作品で一番好きという方もいらっしゃるけど、成程と得心😃。
物語は千田是也演じる妻に先立たれた50代の男とその娘左幸子が東京の日常を過ごすドラマだけど、後半、芦川いづみがふっと登場してから「嗚呼、こういう事ってあるよなぁ」🥲という展開に…。
千田是也が銀座で洋品店を営み、その2階に画廊を改築しようとする中、さまざまな人々の営みが肌理細かく、且つウィットに富んだ描かれて方をしてきたからこそ、後半のドラマが確りと引き立つ感じがする。さりげない日常の機微と感情の交錯だけでも十分にドラマティックだった😃。
オープニングのバレエダンスのシーンと、エンディングの芦川いづみがスーッとレースのカーテンを閉じる幕引きカット、静かに沁みます😌。
因みにゲストとして若かりし岡本太郎、東郷青児等の有名芸術家達がなんとご本人役で出演。そしてデビュー間もない宍戸錠、二谷英明がチョイ役で出演。渡辺美佐子がオールドミス(死語)からみるみるうちに華麗に変貌していく姿も観ていて快い。
こんな素敵な映画が観れてよかったです😃😌🥲🎬。
尚、本サイトに掲載されている本作粗筋は違う作品のものと思料😨。どこかのタイミングで修正される事期待🫨

「人生はセックス、芸術は金」から始まるラブコメディ。脳内分析と打算の切り返しによって巧みに交錯していくストーリーテリング。初期の川島雄三っぽい独特なユーモアもあり。55歳男やもめが美少女に抱く性愛や根底にある女性蔑視が気色悪い一方、『野いちご(1957年)』にも似た恋慕回顧を巡る哀愁が少々。岡本太郎、東郷青児、勅使河原蒼風が本人役で登場する貴重な作品。