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一年の九日のmiのレビュー・感想・評価

一年の九日(1961年製作の映画)
3.5
3月のヴェーラでの特集を前にして、最寄りのツタヤでまさかのDVDを発見。
でも、ジャケットが見えるようにわかりやすく置かれていたので、店員の確信犯的犯行にまんまと乗っかった形。
60年近く前の原発の研究のエトセトラはまるっきりよくわからわんのだけど、ソ連版共産主義下でのマリッジストーリーと記しておこう。
命を賭してまでやらなきゃいけない仕事なんかこの世の中にはないのだけれど、研究者のそれはまた一味違うのか、いずれにせよ躍起になりすぎではあるがその姿勢は嫌いではない。
主人公と妻の大事な話のシーンにおける影の強さが重たい。
原発施設のセット(もしかしたらロケ?)の無機質感がヒンヤリと冷たい印象を残しつつ、あの基地みたいな廊下で交わされる学者たちの議論は聞いてて面白い。
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