NAOKI

俺たちに明日はないのNAOKIのレビュー・感想・評価

俺たちに明日はない(1967年製作の映画)
4.0
俺たちに明日はあるかい?😁
言いたくなりますね~💦

「俺たちに明日はない」
なんてかっこいいタイトルでしょう…え?ダサい?原題の「ボニーとクライド」でいいじゃないかって?

ダメダメ…50年前の映画ですよ!半世紀の年月を考慮してください…当時「ボニーとクライド」で公開してたら「えぇ?どっちが女でどっちが男なんだい?」ってなってますよ😁
この頃の日本人は「明日」が大好きだったんです。坂本九の「明日があるさ」が大ヒット、映画も「明日に向かって撃て!」傑作ですよ…どこに向かって撃つんだよって突っ込みたくもなりますが😁💦
明日なき追撃
明日なき野郎ども
明日よさらば
明日に生きる

なんなんだ明日って?
明日はかっこ良かったんです😁💦

幼少の頃テレビでこの映画を観ておれが最初に感じたのは狂気でした。
銀行強盗が馬車にエンジンつけたみたいなクラシックカーで牧歌的な田舎をドカドカ逃げてバンジョーの能天気な曲がバックに流れて…子供心にこれは頭のおかしな人たちの映画だと思いました。

ところが映画が終わりに近づく頃にはこの人たちのことがすっかり好きになってしまっていて…そして有名なあのラストですよ😁💦

お布団に入ったおれは眠れなくなり…天井の木目をずっと見ていた記憶があります。
悲しかった💦

「俺たちに明日はない」
すっかり刷り込まれたおれたちには、とにかくかっこよく…そして切なくしか響かない💦

幸いおれたちには明日はあるよね?

明日も頑張りましょうね😁💦
NAOKI

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