たけちゃん

パトリオットのたけちゃんのレビュー・感想・評価

パトリオット(2000年製作の映画)
4.1
勝てば新世界を築ける!


ローランド・エメリッヒ監督 2000年製作
主演メル・ギブソン、ヒース・レジャー


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、1月22日は今再び話題の"ジョーカー"ことヒース・レジャーの命日です。
なので、「ダークナイト」を取り上げたいところですが、「ダークナイト」は今年の元旦にレビューしましたもんね~。ということで、今回はなんとエメリッヒ先生の作品を取り上げたいと思います(ˆωˆ )フフフ…


と、その前に……
【ヒース・レジャー】
1979年4月4日オーストラリアのパースで生まれました。レジャー家は地元ではなかなかの名家だったようですが、彼が11歳の時に両親は離婚。
ヒースはその頃から地元の劇団に所属していたようですね。16歳、高校を飛び級で卒業し、その後、本格的に演劇のキャリアをスタートしたようです。優秀だ!

1999年に「恋のから騒ぎ」でハリウッドデビュー。その翌年に出演したのが今作「パトリオット」です。意味は「愛国者」ですね。
僕はメル・ギブソン目当てで観てたので、ヒース・レジャーなんて、全然知らなかったなぁ( ¯−¯ )フッ

彼の評価が高まったのは「ブロークバック・マウンテン」ですよね。いつかレビューしたいです。
昨年レビューした2001年の「ROCK YOU!」で初主演。そのあとは皆さんも知る通りです。
2008年、「ダークナイト」の完成を待たずに、薬の併用摂取による急性薬物中毒で急死しました。
28歳の早すぎる死でした。






さて、映画です。
今作の監督はトンデモ映画のエメリッヒ先生。
でも、今作はトンデモ映画ではありませんよ。
アメリカ独立戦争を描いた歴史映画です。


【アメリカ独立戦争】
1775年4月19日から1783年9月3日までの期間、イギリス帝国からの独立をかけて、アメリカの13植民地が立ち上がり、大陸軍を組織してイギリス正規軍と戦った。
最初は訓練されたイギリス軍に対し劣勢を強いられたが、フランスフランス王国軍の支援を受け、1781年のチェサピーク湾の海戦でフランス軍がイギリス軍を打ち破ったことをきっかけに形勢は逆転、ヨークタウンの戦いでイギリス軍のコーンウォリス将軍が降伏、1783年にイギリスはアメリカから撤退するんです。
コーンウォリス将軍は映画にも登場しますよ。

メル・ギブソン演じる主人公のベンジャミン・マーティンにはモデルもいて、ある程度は史実にも基づいていますが、一応、フィクションです。
エメリッヒ先生には珍しく戦闘シーンも然る事ながら、人間ドラマにも力が入った力作です(ˆωˆ )フフフ…
ただ、エメリッヒ先生が描くと、色々とドギツイのですが……。
あと、どうしても今作は、イギリスが悪で、独立側が正義という短絡的な描き方になってるのは気になるけど、アメリカ人は気持ちよく見られるのかな?



かつてフレンチ・インディアン戦争の英雄だったベンジャミンは、今は武器を農具に持ち替え、家族のために畑を耕し、植民地独立の戦争には反対だった。
しかし、開戦の気運は避けられず、息子も従軍。そして、ついには自宅の敷地内でも戦闘に。
そんな中で次男を失い、長男も連れ去られる。
息子を取り戻し、家族の暮らしを守るため、ついにベンジャミンは立ち上がり、独立戦争を支援する民兵を組織し、参戦することに……。


そんな感じで戦いに加わるんですがその後のベンジャミンはすごいんです。
イギリス軍、大陸軍共に旧態依然とした戦法だったのに対し、ベンジャミンは民兵を率いて奇襲をかけていくんです。そのため、彼のことを敵はいつしか"ゴースト"と呼んで恐れていきました。
つまり、いわゆるゲリラ戦で戦うんですよね。
これが素晴らしくカッコいい。
少数精鋭で戦うには、やはり戦術が重要。
ベンジャミンはそこが実に素晴らしかった。
非常に面白かったです( •̀ω•́ )و✧


公開時はメル・ギブソン目当てでしたが、今回見直したらヒース・レジャーも良かったですね~( ˘ ˘ )ウンウン
この時、若干二十歳。これを経て、「ROCK YOU!」で主演をはるわけですもんね。このわずか8年後に亡くなるとは夢にも思わない。本当に惜しい才能でした( ˘ ˘ )ウンウン





最後に、オリバー牧師役のルネ・オーベルジョノアは、昨年の12月8日に亡くなりました。
僕は彼が出演した「スター・トレック ディープ・スペース・ナイン」のオドー役が大好きでした。

ヒース、ルネ、安らかに!