とんでもねえ用心棒がいたもんだ
風が吹けば桶屋が儲かるのが常ですが、この宿場では、風が吹くと儲かるのは棺桶屋になります。なるほど
なんか初期の水戸黄門に出てくるエピソードみたい。ほのぼの観てたのですが、仲代達矢が出てきたあたりから雲行きが怪しくなってきます。丑も寅も猪も、みんな呑気に見ていられたのですが、兎だけは違う。この兎、できる‥‥
そしてこの用心棒
一言で言うと
曲者
なかなか思惑通りにいかなくて気を揉みますが、追い詰められてからが本領発揮。肌がひりつくような展開になります
特にラストのあの構図
砂塵舞う宿場のど真ん中
吊るされた人間を手前に引いての対峙する侍一人とやくざもの
唸った
銃は剣より強し
延ばしに延ばしたこの瞬間
互いの射程距離まであとわずか
果たして勝ち目はあるのか
固唾を呑んで見守る中
「近寄るんじゃねえ」
鳴り響く銃声
まるで西部劇みたいだ
痛快娯楽作品
面白かったです
ps
ジャイアント馬場さんではなく羅生門さん