るい

病院へ行こうのるいのレビュー・感想・評価

病院へ行こう(1990年製作の映画)
3.5
真田さんってアクションだとか、シリアスな役とかそんなイメージあるかもしれませんが、コメディが抜群にうまいんです。もともと演技上手な上に、全力でコミカルな役をやりきってくれる。

海外インタビューでもコメディやりたいなぁって言ってて、ほんと海外作品でもやって欲しいよ〜!ラッシュアワーはアクションコメディだけど、真田さんの役で笑いはなかったしね。

さて、当作品。作風自体は、良くも悪くも
90年代映画丸出しなのであの当時の価値観で見るくらいでないとちょっとキツいなって描写は多々ある。

でも何が良いってさ…
真田広之× 大地康雄でございます。大河ドラマ「太平記」で言うと、殿(足利高氏)と超絶有能な側近(一色右馬介)。
異世界転生的に見るとめっちゃ面白い。

右馬介に妻を取られた高氏は、取っ組み合いの喧嘩の末二人とも階段から落ちて骨折入院…入院先では大部屋で隣同士みたいな😆ボケとツッコミコンビのドタバタ病院コメディってやつです。

病院なので真田さんは脱がされまくるし、相変わらずアクションもさせられてるし(冒頭の階段落ちはもちろん吹き替えなし!必見!)、何故かさざえさん歌ってるし、真田さんの魅力はそれはもう存分に味わえます❤︎

「ずっと好きだった」「お願い」
あぁ、耳元で言われて死んだな…🫠

ちなみに、ほんまもんの病気で撮影されていて、撮影期間中は患者さんには違う階に移ってもらっていたそうです。トラブルはなかったみたいで、これまた時代ですね。
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