みかん

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲームのみかんのレビュー・感想・評価

4.0
2022年ラスト、今年100本目!!

二作目も公開当時は劇場で見ましたが、
ロバート・ダウニー・Jrの女装が酷かったことくらいしか覚えてなかった。。。

前作同様、推理要素よりもエンターテイメントなアクション要素が楽しめる作品。
前作よりアクションもカメラワークも洗練された印象で、どの戦闘シーンも迫力があって楽しめました。
前半の列車のド派手な銃撃戦は特に楽しかった!
このシーンのロバート・ダウニー・Jrの女装は改めて見てもびっくりするくらい似合ってないけど、そこが良い。

前作よりホームズとワトソン先生の関係が濃く描かれていて、表には出さないけど距離感を保ちつつお互い信頼しあってて、唯一認め合う相棒って感じのコンビネーションアクションや会話のやりとりが良かった。
ピンチに陥るホームズ救出のために大砲ぶっ放すワトソン先生とか、すごく熱い展開でした!
ただ、相棒の域を越えたブロマンス要素がちょっとあからさまな気もしたけど。
ホームズの弱点はワトソンって当たり前のようにバレてるのとか、ダンスパーティーで男同士で踊るとこもナチュラルすぎて何で???ってなった笑。

ワトソン先生へ結婚祝いとして渡した特効薬が結果としてホームズ自身の命を救う展開は、巡りめぐってワトソン先生への盛大なお祝いになっていて、上手い演出だなって感心しちゃいました。
序盤で結婚祝い忘れてたっていうのもフリが効いてる。
酸素吸入器のくだりもそうですが、後から見ると繋がってくる布石が散りばめられていて、丁寧な作りになっているのも前作にはない要素だと思いました。

あと、ワトソン先生は紳士ぶってるのにしれっとドアを蹴破ったり(これは前作もやってた)、手が早いとか、銃乱射しまくるとか、気の短さと物騒さが垣間見えるシーンがちょいちょいあるのが地味に好きでした。
アイリーンは退場あっさりすぎてびっくり。ヒロインなのに!
代わりと言ってはなんですが、ホームズの兄マイクロソフトも登場。彼もなかなか癖のあるキャラクターで、良い味だしてました。

ホームズといえば宿敵モリアーティ教授との対決が一番の盛り上がりポイントだと思いますが、題名に「シャドウゲーム」とあるように、モリアーティ教授の息のかかった事件や犯人が表立っていて、その裏で繰り広げられる静かな戦いでじわじわ引き伸ばした割に、直接対決は意外と呆気なかった印象。
でも、教授を出し抜きチェックメイトするシーンはたまらなくかっこ良かった!

モリアーティの生死はどちらともとれる曖昧な終わり方だったし、「最後の事件」として締め括るかと思いきや、続きを作れそうな終わり方でした。
第3作の企画はあったみたいですが、結局頓挫しちゃったのかな?
間が空きすぎた続編は今さらだし、俳優さんたちの年齢もキャラクターのイメージと離れてきゃうので難しいとは思うけど、この二人の掛け合いがもっと見たかったなとは思いました。


***

最後に、2022年は個人的にたくさん映画を見れた一年でした。
夏あたりから、このペースなら100本いけるかもって意気込んでチャレンジしてみましたが、なんとかギリギリ達成できました! 
100本のライン超えたの初めて!

2022年公開作品で見たのは20作品。
その中の私的ベスト3は、RRR、ブレット・トレイン、ドクター・ストレンジ MoMでした。
思いがけずブレット・トレインとRRRにどっぷりしたせいで、年末の追い上げが大変でした。。。楽しかったけど✨
トップガンは面白かったけど、私の中で飛び抜ける程ではなかったな。
アバターもスラムダンクも年内に見れなかったので早く見たい。

来年も面白い映画に出会えることを願って、色んな作品を見たいと思います。
みかん

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