第二次世界大戦のドイツ軍捕虜収容でおきた殺人事件から法廷サスペンスへと展開して行くストーリーは、人種差別やドイツ軍兵士とアメリカ人捕虜とのやり取り、裏で動く陰謀など見所の多い映画。
アメリカ上院議員の息子で戦場に出たことの無い青二才兵士トーマスを演じるコリン・ファレルと、アメリカ軍の優秀な大佐ウィリアムを演じるブルース・ウィリスとの遺恨のあるやり取りは見ものだが、黒人兵士を演じたテレンス・ハワードなどキャスティングの良さもありとても楽しめた。
フィクションなのでかなりツッコミどころは有るが、終始緊張感のある展開や、部下仲間を騙し犠牲にしてでも戦争に勝たなければならない軍人として悲哀を感じさせるストーリー、ラストそれぞれの自己犠牲と言う悲しい展開もありとても見応えのある作品だった。
前フリの絶妙さや、終盤での展開、伏線回収など信頼関係の大切さを痛感させられる作品だった。

戦争映画でなく、法廷映画でもなく、人種差別撤廃映画でもない、この映画は勇気、正義、人としてどう決断するかを教えてくれる映画だと思った。味方は誰？敵は誰？っていろいろ考えたけど、結末見てそれで良かったって。熱い男達の物語ですね。

誇り

第二次大戦下のドイツの捕虜収容所を舞台に、アメリカ人捕虜の殺人事件をめぐって繰り広げられるサスペンスミステリー

収容所の中

法廷シーン

盛り上がりはない
緊迫感はありました