Newman

コルドラへの道のNewmanのレビュー・感想・評価

コルドラへの道(1959年製作の映画)
3.5
動くリタ・ヘイワースを初めて見ました。「ショーシャンクの空に」で監獄に張られた大きなポスター写真以来です。誰に勲章を授けるかを決めることを職務としているソーン少佐(ゲーリー・クーパー)が、叙勲させたいと思っている兵士を戦争で殺されたくないとして戦線から離れさせ馬で一緒叙勲の手続きをするためにコルドラ基地を目指す。ギアリー(ヘイワース)はメキシコ反乱軍に食事を提供するなどアメリカ軍に敵対する行動を取った犯罪者として軍に引き渡すため一緒に行動することになるが、その兵士たちにタバコを上げることなく1人だけタバコを吸いテキーラを飲んでいる役だった。その後、兵士らは馬を手放すことになりたいへんな移動を強いられる。この後はまるで聖書を読まされているようだった。映画としては、西部劇が悪者がいて、保安官やらの正義の味方が何とかそれをやっつけるタイプばかりで飽きられたときに作られたのかという印象。最初は面白くなりそうと観ていたが、男が戦争に行き勲章をもらうような英雄的な行動をするときに何を考えているかなんてことをああでもないこうでもないと考えている映画だった。英雄的行動とは、死ぬかも知れないという状況の中で1人でも多くの味方を助けたいと思ってそのときその場で行動してしまった結果だと勲章をもらうことになる1人が言っていたがその通りで、それだけの結果なのにと思った。もちろん勲章に値する行動だとは思うが。面白いという映画ではなかった。
リタ・ヘイワースはこの時すでに41歳で往年のセックスシンボルではなくなっていたようだ。彼女は5回の結婚歴があり、2番目の夫はオーソン・ウェルズだったということを知った。
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