洋画好きのえび

パプリカの洋画好きのえびのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
3.5
BSでやっていたので鑑賞。クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」に影響を与えた(かもしれない)と言われていたので、前々から興味はあったのですがなかなか見る機会がなかったんですよね。

とにかく映像が綺麗で圧倒されました。次々と変わるパプリカの衣装や極彩色の夢の中の世界はもちろん美しかったのですが、敦子がとても美しくて、彼女ばっかり見ていました。ああいう怜悧で頭も切れる女性キャラが大好きなんですよね… パプリカとの性格のギャップも良いです。あと、キャストも豪華ですね。林原めぐみさん、大塚明夫さん、江守徹さん、山寺宏一さん… 台詞を聴いているだけで耳が幸福になります。

でも、残念なことに肝心のストーリーはあまり理解できませんでしたね… 登場人物のバックグラウンドをきちんと把握できなかったのが原因でしょうか。台詞が耳を上滑りしてしまって、「これはどういう意味なんだろうか…」と思考が止まってしまうことが多々ありました。原作小説では登場人物の心理描写やバックグラウンドが記載されているということなので、原作小説を読んでから鑑賞した方が良かったのかもしれません。