【名作を観ようシリーズNo.95】
《怒りに任せるには、人生は短すぎる》
エドワード・ノートン主演で描くクライムドラマの傑作‼︎
自分が所有している映画ソフトにはエドワード・ノートン主演作品が多くて…
それだけ彼の作品は傑作が多いということなのだろう。
その中でも”アメリカン・ヒストリーX〟は心にズシリときて印象深い作品だ。
再鑑賞作品。
この作品はかなり前に購入しているから、Blu-rayではなくDVD。しかもトールケースではなくCDサイズ（笑）
初鑑賞が衝撃的で、作品としての完成度も高く、それだけすぐに手元に置いておきたい作品だった。
トニー・ケイ監督の風景描写が叙情的で美しく、モノクロとカラーを見事に使い分け洗練された映像世界。
”ファイトクラブ〟と今作の頃のエドワード・ノートンは特に輝いていて、彼にしか出せない独特のオーラがあって魅力的だ！
弟役にはターミネーター2のジョン・コナー役で有名なエドワード・ファーロング。彼は日本で人気があってカップヌードルのCMが懐かしい。
白人至上主義を通じ、人種問題という長年のアメリカ社会の負の側面を浮き立たせていて、また家族の絆、友情、教育といった要素も絡み社会派ドラマとしても人間ドラマとしても、かなり見応えのある作品になっている。
”怒りは人を幸せにしない〟
怨嗟の連鎖が生む悲劇的なラストが、あぁ切ない…
久々の再鑑賞だったけど、やはり心を動かされる素晴らしい名作です。
