ゴン吉

モンスターズ・インクのゴン吉のレビュー・感想・評価

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)
4.1
2匹のモンスターのバディーとモンスターの世界に迷い込んだ少女との珍騒動を描いたピクサーのアニメーション作品。 

モンスターズ・インクは、扉を通してモンスター界から人間界に侵入して、人間の子供を脅かして悲鳴を採集し、それをエネルギー源としてモンスターシティに電力を供給する会社。
しかし、子供は勿論のこと子供が触ったものも有害とされ、シティに入れることは禁止されていた。
モンスターのサリーは子供を怖がらせて悲鳴を採集するのが得意で、同僚のライバルモンスターであるランドールと悲鳴採取の成績を競い合っていた。
ある日、ランドールの策略で人間の子供がサリーと一緒にシティーに紛れ込んでしまう。
サリーと相棒のマイクは子供を人間界に返そうとするが.....  

見かけは怖いが心優しいモンスターのサリー。
モンスターたちがカラフルで愛嬌があり、魅力的。
扉で人間界とモンスター界を行ったり来たりするのが、ドラえもんみたい。
富士山が見える畳の部屋や、エッフェル塔が見える部屋など海外向けのサービスショットが心憎い。
子供の大声がエネルギーになるというのがいかにもアメリカ的。
よくよく考えてみると日本人の子供は悲鳴ってあげないような気がする。
サリーの相棒のマイクが、顔が写っていないのに紙面の表紙に載ったと大喜びするのが笑えます。
ラストは思いもよらぬ方向にストーリーが展開してホッコリです。
「にゃーにゃ―」 

2022.8 地上波・日テレで鑑賞(金曜ロード・吹替) 
第74回 アカデミー賞で主題歌賞を受賞(2002年)
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