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華の乱のkassyのネタバレレビュー・内容・結末

華の乱(1988年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

大正時代、愛に芸術に社会運動に情熱を燃やした人々の姿を描くドラマ。

芸術といって、表現者になれば、何をしても許されるのか。そんな中でも、与謝野晶子は全うな考えを持っていますが、悪運に取りつかれている感じです。イメージでは、時代の先端をいくキャリアウーマン的なイメージありましたが、ろくでもない旦那に、子だくさんと、とても苦労してたんですね。有島との関係も苦しもの。もう少し報われる人生を過ごして欲しかったです。

2024年4月30日(火) 20:00~22:30
 BS松竹東急 「よる8銀座シネマ」
録画鑑賞

(ストーリー)
晶子は若き日に親兄弟を捨てて歌の師である与謝野寛と結ばれた。大正12年、晶子も39歳になり、11人の子持ち。夫はウツ病がひどかった。晶子は「明星」に発表した詩が称賛とともに非難を浴び、世間に知られるところとなった。そんな時作家の有島武郎と知り合い、ときめきを覚えた晶子は家族ぐるみのつき合いをするようになった。有島にはいつも美人の雑誌記者・波多野氏がついていた。ある日夫が郷里で選挙に立候補して落選、そのままかつての恋人・登美子と暮らすようになった。晶子は子供達を気にかけながらも有島の北海道行きに同行。晶子は有島に愛を告げたが、帰宅すると病気のまま放ったらかしにされた子供たちから非難された。それから数日後、有島は秋子と心中した。秋子から晶子への遺書にはふたりの心情が記されていた。有島は秋子を愛し互いに死を約束していたが、晶子と会ったことで生と死の間をさ迷っていたのだった。

ジャンルドラマ
製作国日本
製作年1988
公開年月日1988年10月1日
上映時間139分
製作会社東映
配給東映
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