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50回目のファースト・キスのYYamadaのレビュー・感想・評価

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)
4.1
【恋愛映画のススメ】
 50回目のファースト・キス (2004)

◆映画のジャンル:
ロマンティック・コメディ
◆ロケーション:
 ハワイ/オアフ島
◆パートナー (カッコ内は公開時年齢)
 ♀️: ドリュー・バリモア (28)   
 ♂️: アダム・サンドラー (37)

〈見処〉
①ラブコメ映画の大定番。
 バリモア&サンドラー共演第2作!
・『50回目のファースト・キス』(原題:「50 First Dates」)は、記憶障害の女性と、一途な愛を貫く男とのロマンティック・コメディ。
・本作の舞台は現代のハワイ。水族館で獣医師として働く独身貴族のヘンリー(アダム・サンドラー)はある朝、カフェでルーシー(ドリュー・バリモア)と出会い、意気投合するが、翌日会うと彼女はヘンリーのことをすっかり忘れていた。
・彼女は交通事故の後遺症により、事故後の記憶は全て一晩でリセットされてしまうという短期記憶喪失障害(前向性健忘)だった。
・ルーシーの人生は失われたままにしてはいけないと考えたヘンリーは二人の出会いから現在までを描いたビデオを作成し、彼女の人生を取り戻す努力を開始。そのビデオによって、見知らぬ男であるヘンリーがルーシーの恋人と理解するようになり、二人の仲は進展していくかに思われたが…。
・本作は「昨日のことをすべて忘れてしまう」記憶障害の女性と、彼女に一途な想いを寄せる獣医によるピュアなラブストーリーを『ウェディング・シンガー』の黄金カップル、ドリュー・バリモアとアダム・サンドラーが出演を務め、全米1位初登場を記録。後年に日本とトルコにてリメイク作品が製作されたラブコメ映画の大定番作品である。

②結び…本作の見処は?
◎: シリアスになりがちなテーマであるが、本作もバリモアの笑顔とサンドラーとの自然体の会話劇にて、魅力的なコメディ作品として綴られている。二人が揃うと「絶世の美男美女」に見えるのが不思議。
◎: 99分の上映時間の場面構成が素晴らしい。風光明媚なハワイの魅力が写し出され、無駄なシーンがない。中盤のヘンリー製作のビデオを見るルーシーの表情は忘れることが出来ない名シーン。
▲: ダン・エイクロイド扮する医師が説明する「ゴールドフィールド症候群」は存在しないようだ。ジョークにもならない事実誤認されがちな描写は如何なものか?
▲: アカデミー作品賞『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003)にてホビット族のサムを演じたショーン・アスティン。その次出演作である本作にて彼が演じたルーシーの弟役は非常に端役で魅力がない。出演作品の選定失敗の顕著な事例だと思う。
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