トールキン

しあわせの隠れ場所のトールキンのレビュー・感想・評価

しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)
4.1
実話を基にしたスポーツ映画ということで必然的に胸が熱くなって涙が出ます。主人公マイケルの不遇な環境においての全ての不幸を背負ったかのような表情から家族として迎え入れられてアメフトで頭角を表した後の最終的にはめちゃくちゃ明るい表情となっているのが見てるこちらもとても爽やかな気持ちになる。彼が如何に人間的に成長出来たのかが垣間見える。

そして、迎え入れてくれた家族が皆良い人過ぎてさらに一人一人が個性豊かでめちゃくちゃ温かい気持ちにもなります。お母さん役のサンドラ・ブロックが主演女優賞受賞というのも納得。良き母であり、良き妻であり、素晴らしい人格者というもはや文句なしの役どころ。さらには美貌が凄すぎて美魔女感がハンパない。

人種も性別もどんな環境下でも関係なく自分がただやりたいことで好きに生きる。簡単なようで難しく色々複雑だったりする。でも実は自分自身の生き方一つでどうにでもなる。それには自身の決断と強い意思が大切だということを改めて教えてくれる。さらに偉業を成し遂げる人というのは根本的に本来の人間性が優れているという点もやはり同じ人間としてハッとさせられるし改めての気付きにもなる。

ありがちなサクセスストーリーでお涙頂戴な演出だけどだからこそグッとくるし最後の最後まで泣かせてくれます。
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