志麻凛

赤ちゃんのおでかけの志麻凛のレビュー・感想・評価

赤ちゃんのおでかけ(1994年製作の映画)
3.5
絵本のように展開していくストーリー


□内容□
我が家の赤ちゃんのビンクの写真撮影を“赤ちゃん専門のカメラマン”に頼む。しかしそこにやって来たのは3人の誘拐犯だった。そんな事を知らない家族は口実に寄せられて油断を作ってしまう。その隙に誘拐犯はビンクを誘拐する。時は移り、誘拐犯の家でビンクは絵本(ベイビーズ・デイアウト)に出てきた鳥を見つけて大はしゃぎ!その鳥を見ようとベランダに出る。そこからビンクの大冒険が始まる。ビンクと誘拐犯3人の攻防も始まろうとしていた…

□感想□
・この作品はビンクが主軸に展開されて行ってるが私は誘拐犯3人が真の主人公だと思います。“ホームアローン”でも空き巣犯が憎めないように今作でも誘拐犯が憎めなかった。お茶目でつい応援してしまうシーンが多く見られました。例えばゴリラの元にビンクが居てそれを取ろうとするシーン。その時の誘拐犯3人のやり口が実に面白かった。1人は手で手繰りよそうとするがゴリラのチョップ?が直に手に当たり、強い衝撃を受ける。ネットでゴリラのパンチ力を調べた所、2トンも及ぶらしいのでチョップ?でもかなりの圧力を受けるだろう。残り2人のオチも最高で痛々しかったけど良い感じになっててストーリーの一部として光っていたと思います。BUMP OF CHICKENさんの隠しトラックで“三人のおじさん”って曲があるが、この3人用にも作って欲しいな

・ホームアローンよりも制作費をかけたらしくてそれが終始伝わりました。これはかかるわけだ。ホームアローン同等にピタゴラスイッチ的な展開も見られました。そして何よりヒヤヒヤしたのは、交通量が多い通りをビンクが渡ろうとしてるシーン。しかもハイハイで。あのシーンはどうやって撮ったんだろう……撮影方法が気になります

□最後に□
あまり考えないで見ることが出来たので久しぶりのコメディも悪くないと思いました
志麻凛

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