ぶらいとん

探偵はBARにいるのぶらいとんのレビュー・感想・評価

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)
4.2
探偵ものであり、ひょんなことをきっかけに日常が壊れていくノワールであり、恋愛あり、コメディありの、色んな味を楽しめる映画。

探偵と一緒に事件を推理しながら、誰が1番の悪なのかを見つけていくことができるのが楽しい。また、ひとつひとつのシーンや発言が後々効いてきて、すべてに意味がある。巧妙なつくり。

最後、真相は明らかになるが悲しい結末。これこそノワール。ちょっと説明が多いのは妥協点。言葉ではなく映像だけで訴えかけて欲しかったが、探偵ものだから仕方ない。

こんなに軽い気持ちで見れるノワール初めてだった。大泉洋と松田龍平の掛け合いがバカすぎて笑える。ただふたりとも頭良くて、いざとなったときの切れ味とアクションのかっこよさ👏

そして、すすきの、が好きになる。あのネオンと欲がオープンな世界。移民やニューハーフなどマイノリティも描かれていて、興味深い。終わった後、無性に北海道に行きたくなる映画。