ドルフィンキック

探偵はBARにいるのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)
3.0
前半のゆるい展開が、単調で、眠たくなりましたが、クライマックスからのシリアスな展開で、一気に盛り返して来て、それまでの退屈感を帳消しにしてくれたので、何とか、楽しめました♪
ただ、欲を言えば、もう少し、お話のテンポを良くして、ランニングタイムをコンパクトにまとめてほしかったですね。
全編漂う昭和レトロな雰囲気や謎の女性から依頼を受けた探偵が思いもよらぬ事態に巻き込まれたり、事件の真相を解き明かして行く展開には、引き込まれました。
切ないラストも、良かったと思います。
あと、ヒロインの小雪さんも、素敵でした♪
ただ、松田龍平さんの口数が、少なくて、ケンカが、強いキャラが、あまりグッと来ませんでした。
差別化を図る為に、タイプの異なる人物が、コンビを組むのは、分かりますが、でも、この手のコンビものって、セリフ(会話)の掛け合いが楽しい方が、断然、面白いと思います。
最近、香港映画の「痩せ虎とデブゴン」を中古DVDを購入して、見たのですが、主役のサモ・ハン・キンポーも、相棒のカール・マッカも、お喋りで、明るい、お調子者なので、このお二人のおバカコンビの会話(セリフ)の掛け合いやアクションのやり取りが、めちゃくちゃ面白かった。
お話を本作に戻しますが、お調子者キャラの大泉洋さんの演技&存在感が、素晴らしかったので、出来れば、同じタイプの明るいキャラの相棒とコンビを組んでほしかったですね。
例えば、千原ジュニア主演版の「ミナミの帝王」の大東駿介さんや竹内力さん主演版の「ミナミの帝王」の桐谷健太さん辺りを抜擢して、明るい、お調子者同士が、マシンガントークを炸裂させる掛け合いやアクションを見たかったですね。
松田兄弟は、断然、翔太さん派なので、コメディー演技からシリアスな演技まで、幅広く、こなせる、松田翔太さんが、本作の大泉洋さんの相棒でも、面白いかもしれません。(個人的な意見ですが。)
とは言え、大泉洋さんは、好きな俳優さんで、本作のキャラ設定も、面白いので、第三弾も、いつか機会があれば、見る予定にしています♪