ほいほい

探偵はBARにいるのほいほいのレビュー・感想・評価

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)
2.5
観よう観ようと思い録画し、冒頭だけ観てうーんなんかなぁ…思い断念すること4回。
5回目のトライでようやく完走する事ができました。

これだけシリーズ化されてるんだから面白いに違いない!という先入観に邪魔されて、勝手に期待値を高くして自滅するパターンの奴でした。

正直、観なくてもよかったんです。4回トライしてダメだった訳ですし。
でもね、現実と虚構の狭間が分からなくなるような時間を過ごしていた中で、チャレンジする事ってすごく重要だな、と思ってしまったんです。

医療の現場では、コロナがすごく身近で。
友人、知人に陽性者はたくさん出たし、クラスター発生現場もたくさん見ました。
その後、陽性者やクラスター現場がどのように苛まれているのかを目の当たりにした時、僕は現実の世界に接する事だけで精一杯になってしまいました。

わざわざ時間を割いて、虚構の狭間を観る必要があるのか?と。
そう感じてしまった時、映画を観る気力がなくなりました。
コロナによるイジメとか差別とかを直視してると、憤慨したくなる気持ち、きっと理解しあえないんだろういうやるせなさで、考える事を拒絶していました。(コロナに対する考え方の違いは思っている以上に千差万別です。これは本当に怖い。)

全てにおいて疲弊するとエンタメにパワーをもらえない。
なぜなら、エンタメにすら触れられないから。

エンタメで元気を貰いました、という人って意外と元気なのでは?という疑惑まで生まれ(笑)、卑屈になってる自分自身に辟易としていましたが、ようやく回復しました。

あまり言いたくないですが、どんな状況もいずれは慣れてしまう。
それが当たり前の環境になってしまうと疑問も生まれなくなる。

だから、僕は今も生きていられます。
(幸運な事に、僕はコロナ陰性判定を出し続けています。)
ほいほい

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