ボブおじさん

ラスト・アクション・ヒーローのボブおじさんのレビュー・感想・評価

3.6
昨日観た「今夜、ロマンス劇場で」に引き続き、憧れのスターがスクリーンの中から飛び出して来る話。ただし、こちらは映画の中の凶悪犯を追いかけて来たアクションヒーローの映画。

この頃のシュワルツェネッガーとスタローンの映画は、その内容に関わらずほとんど劇場に観に行っていた。この映画も公開直後劇場鑑賞したがあまりいい印象は残っていなかった。

アクション映画であることは間違いないのだが、別にシュワちゃんが演じる必要のない役だった。彼の特徴と言えば比類なきその圧倒的な肉体なのにその特徴が封印されており、同じ監督の「プレデター」などと比べても物足りなさを感じてしまった。

映画の内容よりも次々と登場するカメオ出演陣や様々な映画のパロディやオマージュが悪目立ちしてしまい残念な出来栄え。前作の「ターミネーター2」が傑作だっただけに余計にそう感じてしまった😢


公開時劇場鑑賞した映画を30年ぶりに再視聴。


〈余談ですが〉
映画の出来は今ひとつだったが、アンソニー・クインやF・マーリー・エイブラハムなど好みの役者が出ている場面はそれなりに楽しめた。

特に〝切り裂き魔リッパー〟を演じたトム・ヌーナンは「刑事グラハム」(後に「レッド・ドラゴン レクター博士の沈黙」と改題)のレッド・ドラゴン以来の当たり役。脇役ながら強烈なインパクトを残している😊