がんびーの

MEMORIESのがんびーののレビュー・感想・評価

MEMORIES(1995年製作の映画)
3.7
宇宙船コロナ。

大友さんは予言者だ。

もうこれは大友教なるものができてもおかしくないのでは…。個人的にはAKIRAより好きだった。勿論、AKIRAがあってこその本作品だと思うんだけど。

原作・製作総指揮・総監督は大友克洋。3本のエピソードで構成されたオムニバスの劇場作品である。「彼女の想いで」は宇宙を舞台にしたシリアスなSF。監督は森本晃司、作画は井上俊之等、強力スタッフが結集しており、その映像は実にゴージャス。「最臭兵器」は極秘に開発された新薬を飲んだため、身体から強烈な悪臭を放つようになった男を主人公にした、コメディタッチのパニックストーリー。岡村天斎の初監督作品で、このエピソードのみマッドハウスが制作を担当。そして大友自身が監督を務めた「大砲の街」は全編を1カットで撮った(ように処理された)驚異の作品。CGはほんの数カットに使われているのみで、大半が旧来のフィルム撮影によって制作されている。どこか東欧のアニメーションを思わせるテイストも異色。芸術文化振興基金助成、東京国際ファンタスティック映画祭参加作品。

ぜひ
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