PikKa

ハリー・ポッターと秘密の部屋のPikKaのレビュー・感想・評価

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ホグワーツ行きの列車に乗るための入り口が消え、ハリーたちがいつもの方法で学校に戻れなくなるところから始まる第2弾。

魔法界で何かよからぬことが起きていることを予兆させる胸騒ぎと不穏な雰囲気に包まれながら前半から一寸たりとも見逃せない展開続き。

この回で特に好きなのが

\ ドビー初登場! /
    &
\ フォークス大活躍! /

屋敷しもべ妖精のドビーさん。
奴隷のように尊厳を踏みにじられるように扱われても “ご主人様” に従うしかない彼の姿を目にするたびに哀しさと悔しさを覚える。
だけどハリーの機転で解放された時は最高!

まったく別の作品だけど、アラジンが最後の願いをランプの魔人ジーニーのために使った時のようなハリーとドビーの関係性も好きで、あの瞬間のドビーの表情やセリフには胸が熱くなって込み上げてくるものが…。

ハリーvsバジリスクの場面も
めっちゃ胸が熱くなる。
フォークス、ナイスアシスト!!

“名前を言ってはいけないあの人”の
名前のスペル並べ替えで今作のキーパーソンのカッコいい名前を思いついたり、蛇語にパーセルタングという呼称、シリーズ全話を通して独自の言葉、面白い名前を次々と作り出すJ・K・ローリングの発想が凄すぎる。

全感情を揺さぶりまくってくるドビーさんとフォークス!
これはもう、あの表現を使うのが一番。
全米が…いや、全私が泣いた!
オールミー クライング!(違う

それと最後のダンブルドアとハリーの会話。
スリザリンに行くべきだったのではと思い悩むハリーにダンブルドアがかける言葉は、作品の中だけでなく現実の世界に生きる私たちにも通じるような気がする。

さて、
次回のハリー・ポッターは〜?

『やぁ、ハリーです。
ホグワーツ魔法魔術学校にきて3年目。
すっかりここの生活にも慣れてきていたんだけど、またしても魔法界を震撼させる事件が起きたんだ!
“名前を言ってはいけないあの人” にズップリと惹かれていたという噂のある凶悪犯シリウス・ブラックが脱獄したという知らせが…

《シリウス・ブラック 脱☆獄》
《ディメンターに、ご用心》

の2本です。
お楽しみに!
ウフフフフフフ、ウフフのフ♪』
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