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ユキとニナのhasseのレビュー・感想・評価

ユキとニナ(2009年製作の映画)
3.8
演出4
演技4
脚本3
撮影4
音楽3
技術4
好み4
インスピレーション4

両親の離婚を受け入れられないユキ。母親と一緒に日本へ移り住むことも拒絶する。
今まで愛し合っていた二人がどうしてはなればなれにならなきゃいけないのか?ユキと、似た家庭環境にある親友ニナには理解できない。

父親と母親、フランスと日本、大人と子供、ユキをめぐる小さな世界は次第にふたつに引き裂かれていくーーだが、森への冒険は、分裂するように見える二つの世界はシームレスで、どこかで繋がっているという示唆をユキに与える。フランスの森に迷い込んで、ポンと出た先は日本の田舎。ジブリみを感じる展開。

結局日本へ移住したユキは、移住先でも親友に恵まれる。オンライン通話でフランスのニナたちと、次会える日を相談する。分断されたかのような見える二つの異なる世界は、きっとどこかで繋がっている。

心にグッとくる素敵な映画ではあるし、ショット内の人物の配置等素晴らしいのだが、子供だけのシーンがわりと退屈だったかも。かわいいーってほのぼの見守るくらいしかやることがない。

エンディング曲はなぜに沖縄民謡?歌ってる内容は映画にぴったりなんだけども、、、
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