まいこ

婚約指輪のまいこのレビュー・感想・評価

婚約指輪(1950年製作の映画)
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テーマは重いはずなのに描写のおかげでぴゅあぴゅあなラブストーリー

男臭いイメージの三船が初恋を患う役を演じるということで飛びつきました。ンマーめちゃくちゃ可愛い。やさしい手なんかじゃ〜のくだりの( ゚д゚)ハッ!のお顔、自分の靴を見せながら足をつる、子供たちに紛れて海で泳ぐ姿や前髪の垂れ感、最後の最後に「最後に…○!※□◇#△ !」と萌えポイントが盛りだくさん。てか思ってること全部口に出しちゃってるとことか可愛すぎ。
履きなれた靴とプレゼントされた靴⇔婚約指輪とそれを外した手。色んな場面で手が印象的だったので胸がときめいた……好き……🤤💕
いやーお腹いっぱい!"整えていたけれど意図しないでふとこぼれ落ちる前髪"によって、色気が増した登場人物を眺めるのが最近の癒しの時間かもしれない。

1950年という時代を思わせる舞台背景や終戦が物語に絡むのは新鮮だった。
田中絹代が人妻なのは分かるんだけど美女かと言われると人による…って気持ちになってしまうのは仕方ないのか。宇野重吉は内に秘めたる思いが顕になるにつれて本領発揮してたな。

三船が唯一、木下惠介と組んだ作品。熱海の若い医師・江間(三船)は、近郊で療養する九鬼(宇野)の新たな主治医となるが、毎週末、東京から九鬼を見舞いに訪れる妻・典子(田中)に惹かれてしまう。不倫や病いといった重い題材を扱いながらも、快活にクロールで泳ぎ、白く清潔な洋装で真っすぐ恋にぶつかっていく三船の存在により、爽やかな後味を残す作品となった。
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