あさと

受験のシンデレラのあさとのレビュー・感想・評価

受験のシンデレラ(2007年製作の映画)
3.2
合格発表の時期なのでこちらの映画を思い出しレビュー。「受験の神様」と言われた和田秀樹の映画監督デビュー作。ストーリーとしては死期を宣告されたカリスマ塾講師が落ちこぼれの女子高生と出会い、一緒に東大合格を目指すというもの。

本業が医者ということもあり撮り方なんかはあんまり上手くなかったが、受験の神様と言われた彼ならではの指導法やメッセージがありそこはよかった。キャストはというと主演の豊原功補は声ガスガスでセリフが聞き取りづらかったし、もう1人の主演の寺島咲は演技が微妙だった。ちなみにちょい役で辰巳琢郎や清水圭なんかが出てるのだけど、監督の人脈で呼んだらしい。

映画としてのクオリティは同ジャンルの「ビリギャル」の方がずっと高かったけれど、和田秀樹監督が自費を出して完成させた映画ということで手作りの味が感じられる映画だったと思う。ちなみに、和田秀樹本人が書いた小説も読んだことがあって小説のほうは売春をしようとして出会った女子高生と東大合格を目指すという流れだったんだけど、そこらへんはもう少し健全になってた。受験生や受験ママが見ることを考慮したと思われる。
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