セレぴた

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセスのセレぴたのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

皆の言う、悪役が完全な悪役ではないって理屈は分かる。
しかし、いくら野原家が自分達から見て異星人であっても、100%純粋に意思疎通が図れる同程度の知能を持つ種族、及び子の家族に対する態度や待遇だと考えると、敵サイドは親子という概念を認知してる種族の分際で、十分に良心の呵責は足りてないよね。
そこが死ぬほどイライラした。

相手方の事情そのものは汲めるんだけど、ずーっと最後まで悪びれてない感じも含めてモヤモヤ凄い。
分かるよ星の為だったのは。事情の仕方なさは理解できる。
でも幾ら当該の動機があるにしても、もっと親子関係の尊さに彼らが申し訳なく感じてる場面が欲しかった。そうじゃないなら、もっと悪意を持たせて欲しかった。

完全な悪役じゃないんだけど、善人かって言われると微妙。動機は仕方ないにしろ、ただただ自国本位で心構えや振る舞いが完全に拉致加害国なんよね。
それでいて、善人なら善人なりに反省する訳でもなく、悪人なら悪人なりに悪意に飲まれ退治される訳でもない。本当に鬱陶しくて中途半端な悪役。

キャラクターとしても不快で嫌いだし。
物語の構成要素としても苦手な扱い方。
そんなゲストキャラ達だった。