ゴン吉

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.2
恐竜のテーマパークを舞台にしたSFパニックサバイバル作品「ジュラシック・パーク」の続編。
スティーブン・スピルバーグが監督を務め、ジェフ・ゴールドブラム、ジュリアン・ムーア、リチャード・アッテンボロー、ピート・ポスルスウェイト、ヴィンス・ヴォーン、アーリス・ハワード、リチャード・シフ、 ヴァネッサ・リー・チェスターらが共演。 

前作の四年後に、コスタリカ沖にあるイスラ・ソルナ島にクルージングで遊びに来た家族が小型恐竜コンプソグナトゥスの群れに襲われる事件が起きる。
イスラ・ソルナ島は、前作の舞台となったイスラ・ヌブラル島の南西140kmにある島で恐竜を繁殖させる施設サイトBがあった。
ジュラシック・パークの創始者ハモンド(リチャード・アッテンボロー)は、古生物学者サラ(ジュリアン・ムーア)と二人の撮影隊(ヴィンス・ヴォーン、リチャード・シフ)に加えて数学者イアン(ジェフ・ゴールドブラム)を恐竜調査のために、ソルナ島に派遣する。
一方、ジュラシック・パークを経営するインジェン社の新社長(アーリス・ハワード)は、ソルナ島に生息する恐竜を捕獲してサンディエゴに開園予定のジュラシック・パーク・サンディエゴに移送しようとする....

前作でも活躍したイアンとその彼女のサラが本作の主役。
本作では巨大肉食恐竜のT・レックスがサンディエゴの街で大暴れして、特撮実写とCGを組み合わせて描いた迫力ある映像が圧巻です。
他にコンプソグナトゥス、ステゴサウルス、パキケファロサウルス、パラサウロロフス、コンプソグナトゥス、ヴェロキラプトル、プテラノドンなど様々な恐竜が登場し、ワクワクさせられる。
前作に引き続き、人間のさまざまなエゴも描かれている。
特にテロリストと揶揄される地球救済会(アース・ファースト)を名乗る過激な環境保護団体のカメラマン(ヴィンス・ヴォーン)が、捕獲した恐竜を逃がしたり、銃の弾を抜き取るなどして、多くの人命が失われる。環境保護支持者への行き過ぎた過激行為に警鐘を鳴らしているのも興味深い。
またステゴザウルスやT・レックスの親子を始め人間の父娘愛も描かれており、娘が鉄棒で大活躍です。
日本製のニコンのカメラやJVCのビデオカメラも登場するので要チェックです。

「恐竜たちには人間の助けなどは要らない 干渉するのは間違えです 私たちは出しゃばらずに一歩下がって すべて自然に任せれば 彼らは幸せに生き続けるのです!」(BS12、日テレ・吹替版)
「恐竜たちをそっとしておいてほしい 人間の存在は不要です 私たちは一歩下がって 自然を信じていれば 生命は生き延びていくのです!」(NHK・字幕版)

2024.3 BS12で鑑賞(土曜洋画劇場・吹替)
2022.1 NHK BSで鑑賞(BSプレミアム・字幕)
2021.9 日テレで鑑賞(金曜ロードショー・吹替)
2020.6 BS日テレで鑑賞(字幕)
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