ほーく

BROTHERのほーくのレビュー・感想・評価

BROTHER(2000年製作の映画)
3.9
蔵出しレビュー。
時は、2001年2月19日

【破滅願望】
私にも、少しあります。


邦題「BROTHER」
原題「BROTHER」
破滅願望と己の意地、これがキタノワールドだ。
<コメント>
 北野武の映画は、いつもこうだ。と思ってもいいぐらいじゃないだろうか。すくなくとも、己の意地というものはいつも強烈に伝わってくる。己の意地と保身とを秤にかけると、迷わず意地を通す。たとえ、その先に破滅が明らかに広がっていようとも・・・。そういう北野武の世界観には、とても強く惹かれる。なぜなら、ぼくらはどうしても計算してしまうから、打算ぬきでは動けないから。
 キャストに関しては、文句なし・・・といいたいところだが、一点だけ。渡哲也親分だけはどーもねえ(笑)。それ以外は最良。もはや北野作品には必須アイテムな寺島進&大杉漣。キレてる加藤雅也。なんといっても最高なのは、やはりオマー@デニー。ラストシーンの彼の口からでた「BROTHER!」。これがこの作品の総てを語る。
最後に。なーんか変わったスーツだなと思ったら、そうですかヨージ・ヤマモトですか
ほーく

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