かちかち映画速報

ブルーバレンタインのかちかち映画速報のネタバレレビュー・内容・結末

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 キラキラした明るい現在パートと、ジメジメした暗い過去パートを交互に展開していく今まで見たことないタイプの映画だった。恋愛映画と失恋映画をいっぺんに2本見た感じ。
 
 離婚の結末が分かってるからこそ、過去のラブラブシーンは心を抉られる。安いラブホでちょっとは距離が縮まってマシになるかと思いきや、うまくいかないのが辛い。ディーンに肌を触れられる度に、シンディが本気で嫌な顔するので「もう完全に愛は無いんだな」と察した。
 また、朝から仕事を飲まないでというシンディに対し、「朝8時から飲める仕事」と返すディーンを見て2人の価値観が全く違うことも分かる。

 ディーンに感情移入したら可哀想だった。自分の子じゃないフランキーにたっぷり愛情注ぐディーン凄いわ。シンディがボビーの子を妊娠したのを知った時点で別れることもできたのに、結婚するの尊敬する。自分じゃ真似できない、他の男の妊娠を知った段階で別れを告げると思う。

 娘に優しくて、稼ぎは悪いかもだけど仕事もそこそこするディーン。良い夫だとおもんだけど、何でシンディは冷めちゃったんだろう。結婚経験ないからシンディの気持ちがよく分からん。この辺は女性だったら分かるのかしら?