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恋愛小説家のkuuのレビュー・感想・評価

恋愛小説家(1997年製作の映画)
3.6
『恋愛小説家』
原題As Good As It Gets.
映画のタイトルは香港で『Mr.CatPoop』と訳された。
それは『メルビン』ちゅう名前が広東語で猫の糞を表す口語と非常にてるからだそうっす。どうでもエエっすね🙇‍♂️。
製作年1997年。上映時間138分。

潔癖家で毒舌の変人小説家が、なじみのウェイトレスや隣人との交流を通して人並みの愛を知るまでを描いたラヴ・ロマンス米国映画。

マンハッタンのアパートに住む、メルヴィン・ユドール(ジャック・ニコルソンは人気恋愛小説家。
余談ながらメルヴン・ユドールの役は当初、ジョン・トラボルタにオファーが行ってたそうっす、トラボルタのユドールもみたかった。
せや、私生活は中年を過ぎて独身で、クソ潔癖症でイカれた毒舌家🙇‍♂️。
そんな野郎が、ある日隣人でゲイの画家サイモン(グレッグ・キニア)の飼っとるワンチャンを押し付けられる。
潔癖症の彼が、犬に心の安らぎを見いだし、毎日ランチに通うカフェのウェイトレス、キャロル(ヘレン・ハント)とも話を交わすように。
分かるなぁ小生もクソ潔癖やけどワンチャン飼って多少は世界変わった。
シングルマザーのキャロルの境遇を知り、彼女がいないとランチが取れないと云い、キャロルの病弱の息子のため自費で彼女に医者を紹介する。
キャロルは、息子が元気になりユドールに感謝すっが、そないな彼女にユドールは相変わらず毒舌で応えちまう。 
嗚呼、小生は似すぎてるし、こないなヘンコ(変人)オッサンになるんかなぁ。
そんな時、隣のサイモンが破産し、彼の両親に援助を乞いに、郷里ニュー・オーリンズへ旅立つことになる。
ユドールとキャロルが同行することに。
キャロルとユドールはディナーを共にし、ユドールはキャロルに愛の告白。。。

なんかよー分かる、いつもの癖でつい毒舌が出てしまうねんなぁ。
キャロルは傷つき二人は不仲なまま旅を終えた。
ニューヨークに帰ってもユドールは後悔しきりで、後悔先に立たず。
ある日決心し、朝の4時にもかかわらずキャロルの元を訪ね、彼女に愛を告白する。。。
主人公はジャック・ニコルソン演じるメルビン。
ベストセラーを何冊も出しとる60歳過ぎの野郎なんやけど、小生に似てる故にか、マジにイヤな野郎や😊。
隣人の画家が飼っている犬が、マンションの廊下でションベン(オシッコ)を漏らしたからと、 ダストシュートに押し込んだりハチャメチャ。
行きつけのカフェでお気に入りの席に他人がいたら、人種差別発言を連発してどかしてまう。
ここは小生とはちゃうかな。
ここまで行ききったらキング・オブ・ヘンコ。
そのうえ病的な潔癖性(嗚呼、相似)で、外食するときも、 プラスチックのマイ・フォークとマイ・ナイフを持参してる。
ハチャメチャやなぁ。
みんなが嫌ってるが、そんなメルビンが、そのカフェで働いとるウェイトレスのキャロル(ヘレン・ハント)に恋をする。
どないな人でも恋は自由や!小生も。
彼女のほうも彼のことが好きになるんやけど、なっかなか発展しいひん。
ある日、隣人の画家が強盗に襲われて、なんとか命だけは助かるんだけど入院しなきゃならんように。
その間、メルビンは例の犬をイヤイヤ預かるハメに。
そしたら、情がわいてくる、分かるよメルビンさん(さん付けに)。
人間らしい感情が芽生えてくるんは不思議な動物パワー。
一方、キャロルはひとり息子が虚弱体質で仕事を休みがち。
彼女がいないと昼食がとれないメルビンは、息子に最高の医者を手配して、 足長さながらかな。
メルビンは画家を彼の実家まで車で送るついでに、キャロルも誘って3人で旅行へ。
この最中、色んな出来事が起き、二人の恋が成就していくん。
とても軽快で楽しいし、米国じゃゴールデン・グロープ賞とかで、最優秀作品賞と主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞を受賞してる。
ニコルソンが主役の映画だと思ったけど、画家の飼っている犬が主人公なんやなぁ。
やるなワンチャン。
メルビンにとってはワンチャンス。
ジャック・ニコルソンは、『私が今まで演じた中で最も愛らしいキャラクター』と云ったそうですが、個人的にはうなずけるキャラが立った作品でした。
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