メイマーツインズ

狼の死刑宣告のメイマーツインズのレビュー・感想・評価

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)
4.0
【隠れた傑作⁉︎シリーズNo.3】

”法が裁かないのなら、オレが裁く!悪党どもよ、待っていろ!〟

”SAW〟のジェームズ・ワン監督が描く、孤高の復讐劇!

妻と2人の息子、幸せな家族をもつ人生の成功者ニックを突然、悲劇が襲う。
そして、司法に絶望したニックは復讐の鬼と化していく…

ニックを演じるケビン・ベーコンが鬼気迫る演技で、観る者の胸を打つ!
駐車場で悪党に追われるシーンは、とてもスリリングで見応えがある。

よくありそうな復讐劇だけど、この作品の素晴らしいのは家族ドラマとしても秀逸なところ。悪党たちの描写もリアリティがある。
遺族の感情という難しいテーマを、上質なエンターテイメントに仕上げたジェームズ・ワン監督の手腕に拍手したい!

満身創痍で家族ビデオを見つめるニック。
その姿に悲哀が漂う…

印象に残るラストシーンだ。