湯っ子

ロボコンの湯っ子のレビュー・感想・評価

ロボコン(2003年製作の映画)
4.0
小栗旬と長澤まさみのハグするシーンが見たかったのよぉ!と言っても、当代人気俳優ふたりのラブシーンではない。まだふたりとも初々しい頃の、仲間としての気持ちがあふれたハグなのよ。純粋に同志として喜びを分かち合ってるの。それもさぁ、小栗旬の抱きつきかたが、まさに実際のロボコンで見かけるみたいな理系男子の感じなの。いや〜胸熱でした。
初っ端からアホづらかましてるまさみが駄々こねる姿がかわいすぎて涙出そうになった。この屈託のなさも、高専に通う理系女子って感じする。塚本高史は木更津キャッツアイのアニまんまだった。とにかくみんなキャラが良い。
試合のシーンも、静かだけど熱い。実際の高専の生徒さんたちとロボットが登場していたみたい。ロボットも個性豊かだし、生徒さんたちの様子もとっても微笑ましい。
本作の良さは、恋愛要素を全く入れなかったことだと思う。女子部員の入部が、トキメキとか胸キュンとかじゃなくて、新しい価値観をもたらす者として機能しているのがすごく好き。
湯っ子

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