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いまを生きるのbackpackerのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.5
"Oh Captain,My captain."

いたく感動。
少年たちの苦悩、友情、葛藤、挫折、そして何より、大きな成長。
雪原での絶叫は、まさに魂の慟哭のようで、彼らの友人を思う気持ちがとても純粋で美しかったです。

若きイーサン・ホーク演じるトッド・アンダーソンが自らの殻を破り、最後には勇気をもって行動する。その成長に思わず涙組みました。
悲しい出来事、親のエゴイズム、教師の権威。多感な少年たちに降りかかる多くの出来事は、些細なことでも日常を劇的に変えていくもので。
『カルペ・ディエム』の言葉を胸に、自分で考え、行動し、大人になっていく姿が良かった。彼らの最後の抵抗は特に。

ロビン・ウィリアムズ演じるキーディング先生の型破りな授業はとても面白く、彼の朗らかな演技が何とも素晴らしい。

バグパイプが奏でる音楽も印象的で、エンドロールの最中余韻を感じながら聞き惚れていました。
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