ナンセンスロケット

いまを生きるのナンセンスロケットのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.0
【誰もがこんな教師に憧れる。ハリウッド版金八先生が送るポエムムービー】

こちらも英国アカデミー賞から選定、アマプラありがとうございます😊

全寮制進学校における、青春ムービー。厳格な教師たちの中で異彩を放つのは、ロビンウィリアムズ役するキーティング。

これまでであれば「頑張れベアーズ」のような、スポーツやら、「天使にラブソング」のような合唱団でしたが、今作は詩がメインという面白い設定🤔

「死せる詩人の会」という原題通りに、みなが詩に夢中になっていく。ある若者は女の子を口説き、別の若者は演劇にハマり、またある者は自我を解放して内気の殻を破る。

詩という、一見地味な設定にめちゃくちゃパワフルな演出を持ち込むのは流石の脚本と何より、ロビンの演技が光る。

教科書破かせたり、庭を闊歩させたり、ユーモアラスたっぷりな教え方には大人の私でも共感するし、学生にはなお響きそうだなと思った😆

学生がどんどんと成長していくさまや、自分の生き方を見つけていくこと。

何より、今が一番大事(今を生きる)、というマインドフルネス的発想も今からするといいなと思う。

有名なのか知らないがオススメの一本に選定。