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アニーよ銃をとれの一人旅のレビュー・感想・評価

アニーよ銃をとれ(1950年製作の映画)
3.0
ジョージ・シドニー監督作。

1946年にブロードウェイで初演された同名ミュージカルの映画化で、実在の女性射撃手アニー・オークレイの数奇な生き様を描きます。

西部開拓時代のアメリカにおいて、興行主バッファロー・ビル率いるヴォ―ドヴィルショー「ワイルド・ウエスト・ショー」の一員として人気を博した実在の女性ガンマン:アニー・オークレイ(1860-1926)を描いた伝記ミュージカルで、オハイオ州に巡業に来たワイルド・ウエスト・ショーの射撃大会でその腕前を披露したことから一座の仲間入りを果たしたアニーの生き様を、一座の凄腕ガンマンであるフランク・バトラーとの恋愛のゆくえを軸に描き出しています。

全米から欧州へと巡業の旅を続けるアニーら一座の面々が織りなす悲喜こもごもの人間模様を、人馬一体の射撃パフォーマンスや明朗なミュージカルシークエンスを織り交ぜ軽快に描いた西部劇ミュージカルの好篇で、当初予定のジュディ・ガーランドに代わって主演を務めたベティ・ハットンの溌溂とした表情と演技に魅了されます。
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